あなたがアジアン雑貨バイヤーとして初めてタイに仕入れにいくとします。
一般的な旅行での決済方法は3つ考えられますよね?
- 現金
- クレジットカード
- トラベラーズチェック
あなたはどれを選びますか?
結論から言うと1の現金が正解です。3のトラベラーズチェックなんてタイで使っている人を見たことはありません。
では2のクレジットカードはどうでしょう?現実的にはかなり難しいです。
というのも、タイではさほどクレジットカードのシステムが発達していません。特に仕入れのメッカ、チャトチャック市場でクレジットカードを導入しているお店は皆無に等しいです。
また、それ以外の場所でも、財政基盤のしっかりした大きなショップでないとクレジットの扱いはありません。
仕入れでクレジットカードを使いたい場合には手数料の支払いは必須
日本の消費者の多くは意外と知らないのですが、顧客がクレジットカードを利用すると、小規模店の場合には4~5%程度をクレジットカード会社に手数料として支払わなければなりません。
だから、お買い物の際にカード決済されると実はがっくり来るのです。それはそうですよね?10万円の商品が売れたとして、手数料が5%だと、実際の売上額は95,000円になるのと同じなのですから。
けれど、コレを餌にして、『現金でお支払いいただいたら2000円引きますよ!』なんていうことはできません。このほうが顧客にも販売店にもおいしいのですが、クレジット会社との契約で禁止されているのです。
ちなみに、ガソリンスタンドなどで、現金大歓迎とあるのは、殆どの場合がこのシステムのためです。
現金でもらったほうが粗利も増えるし、キャッシュフローも停滞しません。クレジットカードの場合には、早くても1か月後の入金なので、その間に資金がショートする可能性もあります。
このように、日本では手数料を余分に請求したり、それを伝えて現金支払いに変えてもらうということは禁忌なのですが、どういうわけかアジア小規模ショップではそんなのは建前とばかりに手数料を要求してきます。
新興国にはこの規定がないのか、ガン無視してるのかは定かではありませんが、『カードで支払いするとプラス2.5%だ!』って言ってきます。
コレを聞いて日本人は怒るわけですよ。『そんなの日本じゃありえない!詐欺だ!』って。日本では店舗が身を削っていることを知らないからそういった言葉も出てくるのです。
もちろん、デパートのような大規模店舗だと手数料を払わされることはありません。
困ったときにはクレジットカードによるキャッシングもあり
支払いの現金が足りなくなった時には、クレジットカードキャッシングを利用するのもひとつの手です。現地通貨で引き下ろせるので、令外を考えることなく支払いが可能です。
ただし、クレジットカードによっては最初からリボ払いになっていることがあるので、予め解除しておきましょう。
ただでさえ為替の両替手数料と利息を払わなければならない上に、リボ払いの利息まで払ってしまうと、手数料がかなり高くなってしまいます。
また、帰国して即返済することもおすすめします。カードの決済日まで待つとその日数分利息が掛かってしまうため、すぐに返したほうが支払う利息が少なくて済みます。
ちなみに、クレジットカードによるキャッシングは、VISAやMastercardのマークの有るATMですることができます。ショッピングモールなどにも備え付けられていることが多いため、比較的気軽に利用できますよ!
まとめ
- 現金を用意していくこと
- タイではクレジットカードで支払いの決済をするのは難しい。もし利用可能でも、現地での手数料と、クレジット会社のレートによる損を覚悟すること。
- クレジットカードキャッシングは結構便利。ただし、帰国したらすぐに返済して、余計な利息を払わないようにすること。
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