いつもチェックしている永江一石さんのブログに以下のエントリーがありました。
涙!! やっぱ自分はソニー押しで行きますわ。まだまだ盛り返せる、これならば。
要約すると、Xperia Zシリーズ純正クレードルに瑕疵があって、純正ケースを装着した際にはぐらついてちゃんと使えなかったのが、アタッチメントを作ってくれたおかげで快適に使用することができたという内容です。
20日間顧客を待たせてるのに神対応?塩対応でしょ!
多くの人はソニーの神対応だと賞賛してるけど、ちょっと待ってとボクは言いたいのですよ。
このアタッチメントは3日後に届けられたわけじゃなくて、20日後に届けられたものです。
設計上、最初から対応したアタッチメントを販売しておかなければならなかったのに、それをしていなかったソニーの瑕疵からスタートした問題であり、顧客の不便を認知して20日間もお待たせしているのです。
これを自分がいる業界や他のサービスに当てはめて考えてみてください。20日間も待たされるってありですか?ボクの常識からするとありえない遅さです。
しかも、そのアタッチメントを見たところ、単なるプラスチックの塊です。中に電子機器が詰まっているわけではありません。ソニーの優秀なスタッフの力を結集すれば、おそらく1日で試作品はできますよね?
しかも、そこまでブラッシュアップする必要のないものなので、設計変更をする必要もないでしょう。何らかの試行錯誤があったとしておまけを付けて3日かかったとします。その後配送した場合には翌日には顧客のもとに製品が届きます。これでも4日間もお待たせしているわけです。
『大企業がそんなに素早く対応できるはずがないじゃん!』と言う人がいるかもしれませんが、小さな企業が同じ日数で対応できるのなら、大企業も同じスピードで対応するべきです。
企業の大小なんて顧客からしたら関係ありません。評価する側に何らかのバイアスがかかっているからそういった評価になるだけで、顧客を待たせている時間は同じですから。
3Dプリンターが無い時代ならまだしも、現代においてはこのようなプラスチックの成形は時間がかからないはずですよね?ボクは実際に3Dプリンタを持っていないので正確なことは言えませんが、設計図をインプットしてスイッチを押せばあっという間に出来上がるのでは?
また、器用なオヤジだったら、半日あれば作れちゃうようなシロモノですよ。それに20日もかかっているスピード感の無さがSONYの凋落を招いたのではないでしょうか?
SONY、マジで頑張って!
『お前アンチSONYだろ?』と言われるかもしれませんが、身の回りにSONY製品を絶やしたことはありません。
ブラウン管の時代はテレビはトリニトロンでした。確か40万円したはずです。セカンドPCにVAIOノートも持ってましたよ。初期型のCDウォークマンやMDウォークマンも持ってました。
現在では残念ながら、TV用のスピーカーと裏面照射のコンデジしか持っていませんが、電子機器を買うときにはかならずソニー製品を候補にあげます。
そんなボクだからこそ、エールを贈る意味もあって、もっとスピードアップを図って顧客志向になってほしいと思うのです。
というのも、日本にずっといる人はわからないかもしれませんが、海外、特にアジアに行くと韓国製品に押されて残念な状況の日本製品を目の当たりにします。もはや目にしないことさえあります。
お店の看板にはSONYのマークがあるのにSONY製品が片隅に追いやられている光景は、日本人として悔しくてたまりません。
これが10数年前だと『王者SONY 』という風格があり、現地の人にも多くのファンがいたのです。その状況も知っているだけに、王者の帰還を待たずにはいられません。
Xperia Z1のSimフリー機がほしいと思う今日このごろ
プロブロガーじゃないフルタイムブロガー(Full-time Blogger) ぶらり人 Saksak
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