マツコが下記のように発言したとか。
「ちょっと国民栄誉賞の価値は下がったかなっていうのはすごく感じる」
「(以前は)それこそ文化勲章とかに匹敵するぐらい、本当に(価値が高かった)」
どうもマツコの発言には免罪符的なものが付いていて、その発言は同意するべきという風潮があるよね?
もっとも、『いいところをツイてるな~』と思える発言が圧倒的に多いのは確かで、個人的にも多くの発言で同調することがある。
けれど、的を射てないものも少しはあるよ。
今回もそうだった。
国民栄誉賞と文化勲章とオリンピック金メダリストを数で比較してみよう
反証は数字をもって行えば実にわかりやすい。
というわけで、各受賞者数を数えてみましょ。
オリンピックの場合には、団体も1として数えるよ。
国民栄誉賞
羽生結弦が受賞するとして、総数は27。
そもそも王さんのホームラン世界記録を祝うために創られた賞と言っても過言ではないもの。
その始まりは1977年でした。
子供だったけど鮮明に覚えてるよ。
個人的には柔道の野村忠宏と体操の内村航平には上げるべきだと思うんだけどな~。
文化勲章
公正を期すために、1977年以降の数字をピックアップ。
なんと総数221人。(一回しか数えてないから間違ってるかも)
年に5・6人は受賞者がいるのです。
ジャンルが多岐にわたっているため、知らない受賞者が圧倒的に多い。
オリンピック金メダリスト
4年に一度なので1年前の1976年モントリオール大会からカウント。
夏78個、冬13個、総数91個。
冬少な!
冬については札幌オリンピックの1個を足しても総数14個しかない。
そのうち個人の連覇は羽生結弦だけ。
団体だとスキーノルディック複合団体の2連覇がある。
まとめ
こうして数字にすればわかるように、国民栄誉賞の総数は文化勲章の1/8しかない。
ちなみにノーベル賞受賞者は1977年以降だと18人。
国民栄誉賞はノーベル賞に次ぐ受賞難易度の高い賞だった!?
ま、それぞれの賞で受賞条件が違うので安易に比較はできないけど、文化勲章よりは国民栄誉賞の方が受賞難易度が高い賞だと言っても差し支えないのでは?
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