さらば労働!ももクロは『働こう』と歌う。ぼくはもう働かないとつぶやく。

やめちゃいました、仕事。2003年から続けていた楽天市場のお店をたたみました。丸11年間でした。

さすがにそれなりの古参ということで、楽天市場側も1年間出店料を無料にするから考え直してみてくれと言ってきました。だけれど、もうこの先労働をしないと堅く決めていたので丁重にお断りしました。

これからは晴れて在庫なし生活です。と言いつつ、売れ残った在庫が6畳一間分は残っているので『どうするの?』という感じですが、ま、なるようになるでしょう。

ももいろクローバーZ 労働讃歌

価値観の変化

東南アジアの人や風土に触れていると、あらゆるものに対する考え方が変わってきます。それは宗教観だったり労働観だったり、お金にまつわる考え方だったり、時間に対する考え方だったりと、多岐にわたります。

そのことを日本から出たことのない人に説明しても、十中八九わかってもらえないのですが、要するに自分の中の過去の価値観は完全に崩壊して、新たな価値観が形成されました。ボクの場合にはそれが形成されたと言うより無に近づいた感じです。

価値観やこだわりというのは案外ともろいものであり偏狭なものです。それが一切通じない場所に自分がさらされると、『あれ?』となり、あっさりと粉々に崩れ去っていきます。ボクの場合はそれがタイで起きました。

タイの首都バンコクは人種のるつぼです。るつぼというか流れ者の吹きだまり的性格を持っています。当然ながら自国の価値観からドロップアウトした人も多く滞在しています。

また、タイ人自身もかなり刹那的です。かっこわるく言えばまさにその日暮らしで無計画。かっこよく言えば今を生きています。お金はたくさんほしいけど努力しないという人が多く、どんな仕事でもいいから金になればやっちゃう打算的な面もあります。

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日本人には『must』という言葉がよく似合い、プロとしての心構えや矜持を持って、『こうであらねばならない』と思いながら仕事をしている人が比較的多いのですが、そこへ行くとタイ人は脳天気で悩みが深くありません。日本人よりシンプルで本能的なイメージです。

また、知り合ったタイ人の友人たちに感化された部分もあります。

タイの兄的存在の二人の内の一人は、会社員をやめて雑貨屋を企業しました。そのときの資本金は日本円にすると数千円です。当然、店舗なんて持てるわけがなく、当初は路上にゴザを敷いて販売しました。

今では3店舗を経営し、高級住宅街の一戸建てをキャッシュで買うまでの成功を収めています。その彼が数年前から『オレはミュージシャンになる』と言いだしCDをリリースしました。

はっきり言って歌はうまくないです。けれどそんなことは関係なくて、やりたいことをやっているのです。幸いなことにい詩の才能があるようで、メジャーアーティストが詩を使わせてくれと言ってくることもあります。けれど彼は自分の詩で自分が歌いたいということで、頑なに提供を拒んでいます。

もう一人は、数十万人が集まる音楽フェスのトリを務めるバンドのボーカルでした。有り余る音楽の才能を持っていて、気合いを入れて作業をし始めると、3日で20曲も作るような人でした。

けれど、彼にはマネタイズの才能がありませんでした。奥さんと子供二人を抱えているのに収入と言えば週に一回の店舗でのライブだけで、お金が払えなくて子供の学校代が払えず登校できないなんてこともありました。

毎日酒を飲みたばこを吸い心臓を悪くして心停止を越し病院に担ぎ込まれました。電気ショックで蘇生したあとも、病院に行ったからもうすべて良くなったと言い、酒をやめろと言っても聞かす、結局二度目の心停止を起こしてそのまま帰らぬ人となりました。

今の日本にこんな生き方をしている人たちっていますか?恐らく一般的な日本人の価値観からすると破天荒すぎて選択肢に入らない生き方でしょう。

逆にそんな生き方を目の当たりにすれば今までの価値観は崩れ去るものなのです。

ももクロは『働こう』と歌う。ぼくはもう働かないとつぶやく

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