今朝もひっきりなしにヘリコプターが飛んでいます。
うちのある場所はヘリの駐機場と現場を結ぶ場所なのでちょうど通り道になるようです。
それにしても、最終的には40命以上が亡くなる大惨事になってしまいました。
ボクにとっては雷雨がひどくて寝付けないだけの日でしたが、 直線距離にして2.9キロ北では命を落とす人がいたなんて・・・。
上の写真は昨日もアップしたものです。この時は事故現場の詳細を知らなかったのですが、一山向こうで山崩れが起きていたのです。
上の航空写真で見るとよくわかりますが、最初の写真は橋の上から赤丸のところを写しています。 そして、事故現場の一つはその北の白い枠で覆われた安佐南区山本8丁目です。
今後広島のどこで起こるかわからない
おそらく関東や平野部に住んでいる人にはわからないでしょうが、広島市の何割かの家は、山を切り崩して建てられています。そんなところばかりです。どこを見渡しても山が見えない場所はないのが広島です。
過去の豪雨の場合にはある程度予測できるものだったため比較的避難がしやすかったと言えますが、今回のように深夜3時頃の2時間足らずの雨でこのようなことが起きると、避難しようにもできません。
当局者は警報を出すのが遅かったと自省していましたが、警報が出たところで今回の雷雨では聞こえなかったはずです。
もしやるとしたら強制的に携帯で警報を知らせるシステムでもない限り、ゲリラ豪雨に対する避難を促すことはできないでしょう。
ちなみに、うちの近所は上流からの放水がある時に放送が流れるのですが、それも雨が降っていると放送していることは分かっても何を言っているかわからないレベルです。
移住しか道はない
突発的な雨をゲリラ豪雨と言っていますが、豪雨ゲリラと言葉の順序を変えるべきです。あれは豪雨ではなくゲリラです。人の命を奪うゲリラなんです。
そのゲリラがいつどこで発生するかわからない昨今の気象状況では、山際に住んでいる事自体が危険です。ひょっとしたらまた来週違う場所で発生するかもしれません。
確実にこのタイプの豪雨の頻度が増しているため、最善策は移住しかありません。
巨大な砂防ダムを建設するのもひとつの手ですし、山を丸ごと削りとるのも手かもしれません。けれど、危ない場所にすまないのが一番の解決策です。
とはいうものの、危険地域だらけの広島ですので、平地に移住するとなると限られてきます。そうなると、以前戯言で書いたエントリーのように、高層マンション群を建設しなければならないでしょう。
高層マンションに強制移住で農地が増えて食糧問題が解決される暴論
豪雨の問題だけでなく、高齢化により山際に乱立する団地は人気がなくなっています。高齢者は坂を登るのも一苦労ですからね。
そうなると、広島の平地の地下がますます上がりそうです。
写真には現場となった場所の更に上に新興住宅街ができているのですが、山際のあんな土地、もう誰もかいませんよね。
プロブロガーじゃないフルタイムブロガー(Full-time Blogger) Saksak
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