お下りさんなイケダハヤト氏

ここのところ、プロブロガー・イケダハヤト氏の高知移住ネタをウォッチしています。

地方の人間が関東圏に生活拠点を移した時と全く逆の感覚のようで、山や川があることに感動したり、野菜が格安だということに感動したりしています。

まあ、いわゆる『お下りさん』というやつです。(そんな表現ある?)

彼が感動していることは地方の人間からしてみれば当たり前なんですよね~。

それについて賛否があるわけではありません。僕も平野地帯に行くと『山がなくてなんだか不安だぞ!』『東西南北がわからないぞ!』ってなりますから。いわゆる地域差というやつです。

pango

 

広島なんて山川海がオールインワンだぞ!

以前、音楽家の早川大地さんと話をしていて、『山際に建っている広島の大学で講師としてきたことがある』と言われたことがあるのですが、広島の大学って十中八九、山際に建っているので、どこなのかイマイチわかりませんでした。幸い彼は大学名も覚えていたので問題なしでした。

これって、関東の人にとっては山際にある大学というのはとても印象的だということですよね?平地の少ない広島に住む人にとってはごくごく当たり前のことなのですが。生活環境によって感覚が異なってしまうという典型でしょう。

先述したように僕の場合には平地に行くと方向感覚がなくなります。東京だとまだ日本ということでなんとなくクリアできますが、子供の頃は山がないことに一抹の不安を覚えたものです。

おとなになってもその感覚は残っていて、バンコクに行くと完全に東西南北がわからなくなります。山があると太陽の位置がわかれば時間もわかったりするのですが、そんな特技も活かされることなく、ただただ『ここはどこ?』状態になってしまいます。

『それってタイだからじゃない?』と思われるかもしれませんが、車でプーケットまで行った時には、小さな山が点在していてなんだか安心したことを覚えています。もちろん方向感覚も蘇りました。

まあ、そんな広島で育ってしまうと、山川海が近所にあることは当たり前なのですよ。今住んでいるところは広島駅の一つ隣の駅付近なのですが、100m歩けば川があり、500m歩けば山もあり、2km下れば海もあります。

おそらく首都圏にはそんな環境はないのですよね。だからイケダハヤト氏は子供のように嬉々としているのでしょう。お上りさんの逆バージョンのようです。

お下りさん?なんだか微笑ましいですね(笑)

 

微笑ましいといえば、町田に住むいとこ違い・従姪(じゅうてつ:いとこの娘のこと)が広島に遊びに来た時のことです。海辺に行って潮干狩りをしたのです。もちろん無料ですよ。

小学生だった彼女たちは、さくっと浜辺を掘ったらあさりが出てくるという現実を知らなかったのですよ。ものすごく驚いていました。僕は小学生があさりの生態を知らないことに驚きました(笑)

そのため、嬉々として掘ってましたよ。その後、家に帰って死ぬほど酒蒸しを食べて悦に入ったのは言うまでもありません。

これもまた、首都圏に住む小学生と地方に住む小学生との差なのかもしれません。多分、広島の小学生で砂浜にあさりがいることを知らない子はほとんどいません。

 

そのうち玄関にトマトや玉ねぎが吊るされるはず

そのいとこ違いのおばあさんで僕の叔母が驚いたエピソードをひとつ。

うちの実家はとある山陽本線の駅の近くです。一応数十年前から広島市です。いわゆる旧市内のベッドタウンなので、僕が通っていた頃の中学校の生徒数は1600人もいました。このことからもわかるようにそんなに田舎というわけではありません。

けれど、田舎チックな習慣がまだ残っているんです。その叔母が驚いたことは、玄関のドアノブに玉ねぎが吊るされていたことです。

うちのオカンは僕に似ず社交的で、何かと貰い物をするのですが、玉ねぎもその一つです。オカン曰く、野菜なんてほとんどが貰い物だそうで、あちこちから玉ねぎだけでなくトマトやぶどうなども貰っています。

首都圏で未確認物体が玄関に置かれていたら不審物扱いされるかもしれませんね。また、留守の場合には不用心に置いて帰るなんてしないかもしれません。けれど、政令指定都市の広島でも、旧市内を離れるとこんなことがあるんです。

だから、イケダハヤト氏もその内このような貰い物が玄関先に吊るされているかもしれません。(笑)

 

まとめ

ずっと関東圏に住んでいた?イケダハヤト氏は、ごく当たり前の地方の原風景を目の当たりにして小さなカルチャーショックを受けているようです。

それは、首都圏の人たちが忘れた日本人の姿なんじゃないかと思います。その意味では、首都圏の人たちが数年でも地方都市で過ごすことは有意義なことでしょう。

逆に、もともと地方都市に住んでいる人にとっては、彼のブログの内容は特別刺激的なものではありませんし、地方在住ブロガーにとっては当たり前すぎて記事にしないものです。

けれど、自分たちの住む街の良さというのは意外と気づいてないもので、文化の掘り起こしは他国の人がやってきて行ったという先例は数多くありますから、地方在住ブロガーも視点を変えて自分の住む街を見つめ直せば面白い気付きがありそうです。

 

プロブロガーじゃないフルタイムブロガー(Full-time Blogger) ぶらり人 Saksak